同窓会 No,19 2004年2月号
2004.02.21
同窓会 No,19 2004年2月号 知床四季のエッセイ 著者:村石孝枝 写真:オホーツクドットコム

同窓会 No,19 2004年2月号


 先週 実家のある群馬で中学校の同窓会があった。その為に帰省したわけではないが 用事のついでに日程が合ったので出席できた。

 今までにも 何度もチャンスはあったのに 昔の友達に会うのは何だか 気はずかしくて 足が遠のいていた。

 それが 昨年の終わりに届いた 招待状にフッと心が動き「出てみようかな」と 思った。

 会場のホテルに着いてみると「わあ全然変わっていないねー」とか

「15歳のまんまだね(ありえない)」「いま何しているの」と 同窓会ムードが すでに盛り上がっている。

 私は今回 一番遠方からの参加ということで 皆の質問ぜめにあった。

「どうやって 生活しているの」から始って 「雪はどのくらい降るの」「知床って 人も住んでたんだ」と 言いたい放題だ。

「あのね 知床っていったって 買い物もできるし コンビニもあるのよ。それに雪は 町でちゃんと除雪してくれるから大丈夫」と 話すと

「なあんだ それじゃ 私達と同じじゃん」と 口を尖らせる。

そこで ちょっとサービス精神を発揮して 「でも 流氷は目の前に来るし家の庭には 鹿の親子も遊びに来るの!それに 先週なんか 大雪ですべての 交通機関がマヒして大変だったよ」

「あ それテレビのニュースで見たよ。そうゆう時って 学校はどうするの?」

「もちろん休校。上の娘(20歳)なんか 就職の面接で東京へ行くはずだったのに2日間も 飛行機が飛ばなくて行けなかったの」と いうと

「すごいんだねえ。今度 知床に絶対行くから泊めてね」
一同満足そうだ。

 こんな調子で 運ばれた料理に ほとんど手をつけず 5時間以上もおしゃべりに夢中だった。

同窓会 No,19 2004年2月号 知床四季のエッセイ 著者:村石孝枝 写真:オホーツクドットコム

 それにしても 女性軍の元気なこと!それに若い!あの頃 少年のようにりりしかった少女は 今でもショートヘアに黒い服が似合っているし 瞳のきれいな「ひとみちゃん」はやっぱり長いまつ毛が美しい・・・

学年ーのお嬢様は シャネルスーツの上品なアダムに変身していた。

 その人らしさというものは 15歳の中学生から永遠のものなんだなあーと感心する場面だった。

 一方男子達は「どちら様でしたっけ」と 敬語を使いたくなる程 大きく変貌している人が多くて また興味深かった。

 それでも しばらく話していると 必ず「あの頃」の特徴が見え隠れして懐かしい。

「どう・・・ まだ今でも描いてる?」なんて聞かれると

「ああそうよ あの頃私はイラストレーターになりたくて勉強そっちのけで絵ばかり描いていたのよ」

 忘れかけていた自分は子供の頃 こんなことが好きで こんな夢を持っていたんだ と 再確認できたように思う。

 これはもう ある意味「自分探し」ですね。

また 5年後の再会を約束して 女満別行きの最終便に乗り込んだ。



著者:知床四季のエッセイ 村石孝枝(アトリエ夢民)
写真:オホーツクドットコム
1枚目:流氷網走市鱒浦2月
2枚目:流氷能取岬網走市2月

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